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BeCAT トルコ・シリア地震「集いの場」建設プロジェクト 2024|現状報告

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BeCATトルコ・シリア地震「集いの場」建設プロジェクト2024|現状報告

トルコ・シリア地震で被災された皆様の仮設住宅地にコミュニティセンター「集いの場」を建設する本プロジェクトがついに現地での建設が始まりました。

敷地や材料、スケジュールなど様々な課題を乗り越え、プロジェクトメンバー全員がトルコへ渡り、着工いたしました。

現地では建設予定地を視察の後、材料調達のため街中を回り、トルコ在住の大工さんと打ち合わせをするなど現地の方々の協力を得ながらプロジェクトを進めております。また敷地の整備と基礎の設置も始まります。

トルコ・シリア地震「集いの場」建設プロジェクト01
現地の製材屋さんと打ち合わせをしている様子
トルコ・シリア地震「集いの場」建設プロジェクト02
敷地に訪れ、現地確認をしている様子

また先月にはカフラマンマラシュにあるプロジェクト地域へ赴き、カフラマンマラシュのAFAD会長(災害・緊急事態管理大統領)と会談をしました。プロジェクトエリア、カラカスコンテナシティの現地視察もしました。その場所に建設するための書類などを提出しました。敷地はイスティクラル大学が所有しており、現在AFADが建設するコンテナ都市にボランティアで提供されています。

トルコ・シリア地震「集いの場」建設プロジェクト03
カフラマンマラシュのAFAD会長との会談する様子
トルコ・シリア地震「集いの場」建設プロジェクト04
計画敷地図

ここまでプロジェクトを進めて来られたのもひとえにクラウドファンディングでご協力いただいた皆様や、現地の方々、皆様のご支援のおかげです。
本当にありがとうございます。

着工しましたらこちらでご報告していければと思いますので、あたたかく見守って頂けますと幸いです。


基本情報

プロジェクト名:「トルコ・シリア地震|不安な仮設住宅での生活の中に集い安らぎの場所を」

経緯:2023年2月に発生したトルコ・シリア地震ではトルコ国内だけでも300万人が住む場所を失い、190万人に仮設シェルターが提供されました。そこで供給されたコンテナ型仮設住宅には限られたスペースしかなく、人々は不自由な生活を送っています。
そんな状況の中、九州大学大学院人間環境学研究院BeCATでは、今までのさまざまな被災地で仮設住宅環境の改善を行ってきた実績と知見を生かし、トルコ現地の仮設団地内に地域住民の交流拠点となる「集いの場」を作ることとなりました。
本プロジェクトは、被災地出身の本学留学生が窓口となり現地の大学や学生、自治体などの協力を得ながら実現させます。不便で不安な暮らしを強いられている住民たちの生活に少しでも安らぎと潤いを与えるため、本プロジェクトを立ち上げました。

プロジェクト目標
募集期間:2023年11月8日〜2023年12月22日
第一目標金額:250万円(達成2023年11月16日)
第二目標金額:400万円(達成2023年12月18日)
最終支援金額:432万円
着工予定:2024年6月下旬予定

トルコ・シリア地震「集いの場」建設プロジェクト05
現地で施工を進めている様子

文責|BeCAT 楠元彩乃

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