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糸島の環境住宅
完成見学会を行いました

STUDIO

2021年度スタジオ課題
最優秀賞の住宅の完成見学会を行いました

学生

10月1日気持ちの良い秋晴れの中、JR九州住宅とタッグを組み取り組んだ「九州の気候を活かした環境住宅をつくる」において設計した住宅の完成見学会を開催しました。
2021年4月から1年半にわたった本プロジェクト。
学内コンペによって選ばれた「Cross Court House」は、敷地の特性を生かした日射と通風、そして糸島富士ともよばれて地域の人々に親しまれる加也山の借景を取り入れたプランです。
敷地環境のデータを用いたシミュレーションをもとに、ゼロエネルギー住宅の提案をおこないました。

8月よりアメリカに留学している設計を担当した樋口紗矢さん(人間環境学府修士2年)も、この日のために一時帰国し、関係者と共に集まってくださったメディアへの取材に応えました。
石本大歩さん(人間環境学府修士2年)も自身の修士研究の合間を縫って、プロジェクトを完走しました。
JR九州住宅の担当の吉岡さんも2人の姿を見守るなか、住宅の設計に込めた自分たちの思いを伝える2人の顔はとても晴れ晴れしく感じました。

学生

学生の晴れ舞台を応援に、BeCATセンター長 重松象平(OMA NY)もNYから駆けつけました。
棟梁を囲んで、施工中の思い出やエピソードも盛り上がりました。

集合


Cross Court Houseに育つまで

2つのお庭と交差するように設計された今回の住宅「Cross Court House」。住宅は完成しましたが、お庭の成長はこれからです。
木々がすくすく成長し、住宅を優しく包んでいきますように。

植栽

Cross Court House|
担当学生  |樋口紗矢(設計・監理)、石本大歩(設計・監理)
       島津由貴(構造設計)、松本理志(基本設計)、葛益(基本設計)
         以上、九州大学人間環境学府修士2年
指導教員  |重松象平、末廣香織、末光弘和、中原拓海、大庭早子、小原克哉
JR九州住宅 |担当:吉岡大貴、八尋咲子
       施工:工務・リフォーム部 坪根洋介、浜崎大樹
地  番  |福岡県糸島市前原駅南1丁目678−11
構造・用途 |木造住宅
階  数  |地上2階建
敷地面積  |246.05㎡
建築面積  | 70.36㎡
1階床面積 | 69.68㎡
2階床面積 | 36.23㎡
延床面積  |105.91㎡

図面
このプロジェクトによって竣工した住宅は、今後実際にJR九州住宅で販売予定です。

報告|BeCAT事務局 梅崎真理子

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