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Intensive Design Lecture 新井和宏氏|開催報告

REPORT

Intensive Design Lecture 2023
新井和宏氏|開催報告

イベント名|Intensive Design Lecture 2023
開催日時|2023年8月4日(水)17:00~18:00
会場|九州大学伊都キャンパス

九州大学の海外ワークショップであるSustainable Design Campと連動してSustainableについて取り組んでいる専門家にお話を聞くレクチャー。
北海道ニセコ町を拠点に共感資本社会の実現を目指すeumoの代表として活動されている新井和宏氏に、Eudaimonia(持続的幸福)の観点から「お金」についてのレクチャーをしていただきました。
持続的幸福とは、自己実現や生きがいを感じることで得られる幸せであり、eumoでは共感コミュニティ通貨eumoを用いた「共感」が資本になる社会づくりを行なっています。
元々外資系の投資会社で莫大なお金の運用に長年従事されてきた新井さん。「お金」とはそもそも何なのか。経済とはそもそも何なのか。 投資会社での運用に携わる中でご自身が感じられた資本主義的な経済成長による社会発展の限界。そこから「共感をベースにした等価交換ではない贈与循環」の手段として共感コミュニティ通過eumoを生み出したこと。eumoの仕組みと可能性についてお話いただきました。
お金があったとしても幸せではない人はいる。お金の奴隷にならないように、価値(value)と価格(price)の違いについて「他人や社会にとってはなんの価値もないけれど、自分にとっては価値があるものを考えてみてください」という問いを、みんなで考えました。
「お金」は循環することで、いろいろな人の手に渡っています。この循環する仕組みはデザインすることができます。どのような気持ちで「お金」を循環させていくか、「お金」を払う・もらう行為について再考するきっかけになる時間になりました。

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物欲や食欲で満たされるHedonia(短絡的幸福)から、Eudaimonia(持続的幸福)を目指すことで、心の豊かさや人間性の開放が大切にされ、自分らしい自律した生き方ができる持続的な社会を目指している新井さんの活動。 建築や都市計画は、経済成長の中、これまでHedonia的な開発が行われてきました。Eudaimonia的な開発は有り得るのでしょうか。これから取り組んでいくべきテーマだと思います。

新井和宏|eumo
1968年生まれ。東京理科大学卒。 1992年住友信託銀行(現・三井住友信託銀行)入社、2000年バークレイズ・グローバル・インベスターズ(現・ブラックロック・ジャパン)入社。公的年金などを中心に、多岐にわたる運用業務に従事。2007~2008年、大病とリーマン・ショックをきっかけに、それまで信奉してきた金融工学、数式に則った投資、金融市場のあり方に疑問を持つようになる。2008年11月、鎌倉投信株式会社を元同僚と創業。2010年3月より運用を開始した投資信託「結い2101」の運用責任者として活躍した。鎌倉投信退職後の2018年9月、株式会社eumo(ユーモ)を設立。現在、北海道ニセコ町在住 著書『投資は「きれいごと」で成功する』(ダイヤモンド社)、『持続可能な資本主義』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『幸せな人は「お金」と「働く」を知っている』(イーストプレス)、『共感資本社会を生きる』(共著・ダイヤモンド社)

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