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SPRING SCHOOL 2024
in Cambodia
開催決定

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SPRING SCHOOL 2024
in Cambodia
開催決定

芸術工学部環境設計グローバル・ハブとタイのカセサート大学、プノンペンのノートン大学と共同でシェムリアップでのワークショップ開催が決定しました。

アンコールワットとシェムリアップ  水のある暮らし

12世紀に遡るアンコールワット周辺の水のインフラを
利用、再生、更新して水のある暮らしを提案する


世界遺産として知られるカンボジアのアンコールワットは、12世紀に建設されたクメール王朝の寺院です。9-15世紀ま で東アジアに勢力をもったクメール王朝は広大な灌漑設備の建設によって農業を進行し、その勢力を広げました。ユネス コはこの水のインフラを含めたクメール王朝の優れた文明の遺産としてアンコールワットを評価しています。この水のイン フラは今日でも運河やため池として人々の暮らしと繋がっていますが、この10年余りの急激な観光の進行でシェムリア ップを中心として市街地がスプロール的に拡大を続けています。

このワークショップではクメール文明を源とし、今日まで受け継がれてきた「水のある暮らし」を将来に向かってどう引き 継ぎ、展開していったら良いのか、ということを考え、提案します。

観光には様々な側面があります。観光公害と呼ばれる、あまりにたくさんの観光客が訪れ、そのためのインフラ建設によっ て長い歴史を生きてきた暮らしや風景が破壊されるというネガティブな面があるのと同時に、観光によって、電気、ガスと いった近代的なインフラや教育や仕事の場が生まれ、そこで住む人々の暮らしの近代化が起こり、経済的にも豊かになっ ていくという、特に20世紀に近代化の機会がなかった社会における発展を促します。

21世紀において、特に歴史と共に生きてきた場所では、観光を産業として受け止めるだけでなく、観光客や一致期間滞 在する人もその文化の継承者となるような機会と場の形成が望まれるのです。

このワークショップのポイントは

– 文化遺産観光と文化的持続可能性のバランスをどのように取ったら良いのか。
– 定住者と非定住者の両方の日常生活を通じて文化を継承する方法は何か。
– ため池・運河・河川:文明を支えた水インフラに焦点を当てる。

このワークショップは昨年に続いて、タイのバンコックのカセサート大学との共同ワークショップですが、今年はさらにカンボジアのプノンペンのノートン大学の学生も参加する予定です。


SPRING SCHOOL 2024 in Cambodia | 3.22-3.31(予定)

日程|2024.3.22 – 2023.3.31(予定)
場所|カンボジア シェムリアップ
ワークショップ|アンコールの水について考える
対象|九州大学建築学科・人間環境学府の大学生・大学院生
   ※学位授与式(卒業式)の日程とかぶりますので該当者はご注意ください
定員|学生 10名
申込|申し込みはこちら
締切|12月15日(金)
※参加希望者多数の場合、抽選を行います。
※パスポートは12月までに取得済みであること。
※航空券相当額を支援(予定)
※宿泊費は3000円/泊を予定。
※各自海外旅行保険に加入しておくこと

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